同僚にボールペンを貸したくない話

私は日々、事務業務にあたっている。手元にはパソコンやスマホのほかに、いつもボールペンがある。

当然、私のボールペンだ。主に使うのは私で、他の人が使うことは全く考慮していないし、しなくていい。

それでも、ふとした瞬間に借りられることも、使われていることもある。これが私はどうも苦手だ。(コロナの影響もあるが、もともと私の所有物を使われるのが苦手だ。)

 

学生時代は、友人以外に借りられることはなかった。というよりそもそも学生は皆、筆記具を持っているもので、貸し借り自体記憶にない。

なので、少し良い品質の、そこそこ高価でもあるボールペンを使っていたりした。

 

社会人になると唐突に貸し借りが始まった。先輩や上司、新卒の頃は客先で使われることや、最悪、知らないうちに持っていかれてしまうこともあった。

そのため、良いボールペンではなく、普通の、安価なものをとっかえひっかえ使うようになった。

 

今ではデスクの中(引き出し)にSARASAジェットストリームといった、いわば”ブランド物”を控えさせて、デスク上のペン立てにはドン・キホーテで買った1本9円のボールペンを2本、挿している。勝手に借りていくヤツらは9円のボールペンを使えばいいのだ。

 

自分が気に入った物を使うのは気持ちがいいし、素敵なことだと思う。ただ、仕事上、これがすべて当てはまるわけではない、と私は思っている。

これを原点にして、仕事で使う私物には頓着しないようになった気がする。稼ぐために浪費する必要はない。

 

潔癖なのか、単なるケチなのか分からないが、他人に対してそういう変な壁を作ってしまう…という駄文でした。