喉の乾きは我慢しない話

あと少しで仕事が終わる。あと45分もすれば家につくが、喉がほんの少し乾いた。

”ほんの少し”、そんなときでも私は自販機で飲み物を買う。

 

医学的なことは知らないが、私の経験上、喉の乾きを甘く見ると体調が悪くなる。風邪をひくこともあるし、意味がわからないが歯が痛くなることも、頭が痛くなることもある。

一人暮らしを初めた大学生の頃からなんとなくそう感じていて、ペットボトルや水筒を持ち運ぶことが多くなった。もうある種の強迫観念に駆られているのかもしれない。

 

職場の自販機で売られているものはスーパーやコンビニより少し高額だ。一番安い水でも120円する。毎日水筒を持っていっても、買う頻度は高い。それでも毎回”高いな…もったいない”と思っている。

 

ただこの120円は保険なのだ。頭痛や歯痛が出てきたら120円では済まない。金額がトントンだとしても痛みを経験した分損していると考える。

 

この保険的な水分に対する考えは妻も理解してくれている。少ししか口にしていないペットボトルを持ち帰っても、”なるほど”と察知してくれる。それに、妻もよくペットボトルを買っているようだ。

ケチ的思考で節約することは生きていく上で必要だと思う。私はケチであるが、それよりさらに、体調不良を先に見据えた、より進んだ、”予測できるケチ”だと思っている。

 

出費を見返していて自分に言い訳をしている、という駄文でした。