日本シリーズの話
2021年のプロ野球はヤクルトスワローズが日本一を獲った。バファローズのにわかファンとしては残念だったが、ナイスゲームばかりでとてもワクワクしながら楽しんで観戦できた。
こんなにも1試合1試合を真剣に観た(あるいはラジオで聴いた)のは、中日ファンの私としては2011年以来であったと思う。
日本シリーズ全体が面白かったのは、接戦であったことに加えて、若手の台頭があると思う。
オリックスの紅林選手にはもう感動しかない。顔は19歳らしく幼さもあるのにスイングは力強く、堅守も魅せる。昨年中頃、紅林選手の動画を見たときにはその特徴的な名前以外、何も残っていなかった。中嶋監督・コーチ陣の見立て、育成力にはただただ脱帽するばかりである。
私は中日ファンだ。中日は若手の台頭が、ない。見ていてワクワクする選手が少ない。ただの私の感想に過ぎないのだが、その原因がわかった。力強いスイングがないのだ。コンパクトに当てて出塁を狙う、そういうスタイルもいいのだが、やはり大きなものを狙える若手を見たい。
今年の私の野球観戦も終わった。コロナ禍が続く中、そもそも開催されたことに感謝したい。