フリーエージェントについて思うことの話

プロ野球にはフリーエージェントというものがある。

ざっくり言うと、中堅選手になると他球団と自由に交渉できる権利だ。

 

私は社会人になるまで”他球団に行くなんて恩知らずだ!”という思考だった。今は違う。

社会に出て評価される立場になると、不当(と思われる)に評価されていることにものすごく腹が立つ。ミスを押し付けられたり(または私がミスしたように感じさせる行為をとってこられたり)、成果を無視されたりするとすべてが嫌になる。

私はただのサラリーマンであるし、評価が野球選手のように大きく給与には表れない。それでもそういう憤りは強く感じるのだから、野球選手であればその感情はとても大きいものになるだろう。

 

今では、各選手が納得の行く形であれば、ファンとしてそれを尊重したいと思っている。(ただのファンである以上、受け止めるしかないのだが。)

贔屓のチームから選手が出ていってしまう場合、とても悲しい。でもそれ以上に”球団が評価しないのが悪い!””もっとグッズ買っておけばよかった…”といった感情が出てくる。

 

もし私が、サラリーマンとしてフリーエージェント権を得たとしたならどうするだろうか。今の職場に不満はある。それでも外で活躍できる保証はない。とても悩むと思う。

プロ野球界の動向はニュースでも報道され、公になる。自らの価値を信じて堂々と宣言することは格好いいではないか。いちファンとしてどのような選手も応援していきたい。