今週のお題「お気に入りの靴下」から、どんな靴下を履けばいいのか分からない話

今週のお題「お気に入りの靴下」

 

私は32歳の男性である。勤務の日はほぼスーツであり、それに合わせて靴下は常に黒の長いものである。

就職活動から時を経た今であればグレーでもベージュでもある程度好きなものを履いてもいいのだが、片方が破れたとき、行方不明になったときなどを鑑みて同じ黒のものをたくさん持っている。仕事着にこだわりは、全く無い。

 

一方、私服のときにはどんな靴下を履いたらいいのか、本当にわからない。

自分で洋服を買うようになったのは高校生のときだが、そのときは周りも含めて皆、くるぶしソックスを履いていた。どういう経緯で皆が履いていたのかはわからないが、それなりに便利であるし、なんとなくダサくもない。これで済ませていた。

今でも私はそれを引きずっており、私服のときにはくるぶしソックスを履くことが多い、が、これが似合っているとも思わない。徐々にラフな格好も”みすぼらしい”様に見えてしまう年齢だ。難しいのだ。

今のファッショナブルな若者は白い長い靴下を履くことがあるらしい。画面や紙面で見るそのスタイルはかっこよくも見えるが、私がそれを身につけるのは勇気がいる。

 

実用性の面から考えると、寒い季節では長い靴下がいいのだろうか。いっそ、タイツでもいいかもしれない。絶対に暖かい。

と、絶望することはやめて妻に選んでもらうことにする。これは自分の意志を用いていないから”負け””ズル”であることは承知だが、少しでも変な部分があると、すぐに怪しいおじさんになりかねない年齢であることをもって許してほしい。いずれは娘というズルも使って、靴下選びを耐えていきたい。