立浪監督が楽しみな話

今31歳、1989年生まれの私が野球のルールを覚え野球観戦をする頃、立浪はすでにスターだった。

地元が愛知なので、小学生の当時ほとんどが中日ファンで、立浪ファンもとても多かった。(私は豪快な選手が好きな傾向がある…当時は大豊が好きだった。)

毎日上位打線に入り、出塁する姿はいつも得点を期待させられた。初めて買ったユニフォームが立浪、という同級生も多かったように記憶している。

 

私が高校生になると立浪は代打の切り札になっていて、一振りにかける姿は、こちらも打点を期待させるものがあった。場内アナウンスに沸き立つ歓声は今では考えられないくらいナゴヤドームを盛り上げていた。

 

数ある立浪の名場面の中で忘れられないのは2004年、日本シリーズで松坂から放った3ランホームランだ。私はテレビで見ていたのだが、コンパクトなスイングから生まれた鋭すぎる打球に大声を上げてしまった。声が枯れる、という経験を初めてした。翌日も声がうまく出せなかったほどだ。

 

弱くても、情けなくても中日を応援している現状からすると、立浪監督には期待しかない。