好きな作家さん本人を見たくない話

小説を読み、それをとても気に入ったとする。そうしたとき、その作品を大切にしたいと思う。落ち込んだときや感動したときに、きっと読み直したいと思う。私はそう思うとき、その作品に対してどんな情報も追加したくない。

だから、タイトルどおり、好きな作家さんについて知りたくない。

 

私は、作家の容姿も作品の受け取り方に大きく影響すると思っている。例えば、先に作品を読んだ場合ではなく、テレビで見かけた美人作家さんの容姿に興味を持ってから購入、読んだ場合であれば、それを加味して感想を得るので、作家さんについて知りたくないという現象は生じない。またそれは作品に対して失礼かもしれないが、作品単体での感想・感動は何もないに近くなる。

 

以前、作品に対する潔癖、のような記事を書いたが、これも同じだ。本来、作家さんが作品の一番の理解者であり、作家さんの作品に対する気持ちを私も理解することが一番なのに、それを拒んでしまう。

このことから、私は”作品への本当の理解”よりも、”私の作品の楽しみ方”を大事にしているのだと思っている。こだわりだ。

”この作品、シリーズはこうあるべき!”と思うことはあっても、それを口にしてしまったらファン失格と思う。この感情があるうちに書き留めておきたかった、という駄文でした。

テイクバックが短い投手が好き、という話

今までで、私が一番好きな投手は、現中日コーチの浅尾投手である。

当時の個人成績、チームを優勝に導いた貢献度、容姿、どれをとっても大好きだ。

 

それが影響していると思うが、テイクバックが短い投手が好きだ。

まず浅尾投手はテイクバックが短い。また、バックしてから投げるまでのモーションが早い。ファン目線からは躍動感を感じるし、バッターから見てもタイミングが取れない、打ちにくいのではないかと思う。だから好きだ。

 

浅尾投手の前は、これも中日の中継ぎであった岡本真也投手が好きだった。”好きなチームの中継ぎが好きなだけじゃん”と言われればそれまでだが…

岡本真也は、2段モーションであったため投球モーション自体は素早くないが、テイクバックは短かった。私はボールを体の軸から弾く感じの投球モーションが好きなのかもしれない。

 

今の中日で言えば、藤嶋投手がそうだ。今週の契約更改では推定年俸も上がったが、私は特に期待している。岡本投手、浅尾投手のような素晴らしい成績を残してほしい。

(藤嶋投手は元巨人の上原投手を参考にしている、と語っていたが、私としては少し違う気がしている… 上原投手はテイクバックが短い、というより、左足を後ろに回してテイクバックを取っている。そのため、テイクバックの後ろへのベクトルは短いが、全体の距離としては巻き込んで長くテイクバックしている分、私の好きなタイプとは違う。ただそれでも、上原投手のような一流の成績を残してくれるのであれば、何も文句は言うまい。)

 

オフシーズンにはいろいろな投球モーションを試す投手が出てくるだろう。私好みのテイクバックが短い投手を見つけたい。そういう楽しみ方も野球観戦にはある。

野球観戦時、どの席を選ぶか、という話

私は一人で野球観戦する場合、内野かつパノラマなどの上部の階でない席を選ぶ。また、金銭的な問題で高額な席は買わない。本当はできるだけグラウンドに近い席で見たいが。

その日の気分にもよるが、持参したラジオを聴きながらだったり、双眼鏡で気になる選手を覗いたりもする。選手の表情もギリギリ見える塩梅で楽しめる席だ。

 

2人以上で観戦する場合は、正直どこでもいい。野球観戦を楽しむことはもちろん大切だが、一緒に見ている人との会話も重要で楽しい。そのため、パノラマ席など、試合の様子が細部まで見えなくても、お手頃な価格で十分に雰囲気を味わえる席も良い。

また、ナゴヤドームで言えばプライムツインがおすすめだ。2人のペア席で弁当もついてくる。広々して机もありのんびりと観戦できる。妻とのデートでは、妻が飽きるほど使わせてもらった。

 

コアなファンが多い外野席も惹かれるし、実際行くと楽しいのだが、あまり行かない。そもそもすぐ売り切れてしまうのでチケットが取れない、ということも一員だが、一人でじっくり観戦!、や、会話しながら観戦!する私には合わないと思っている。あそこは盛り上がりたいときと、本気で選手を鼓舞する気概のある人のための席だ。そういう気概には尊敬するし、じっくり観戦勢としてもありがたいと思っている。応援団は野球場の雰囲気を盛り上げ、作ってくれる。

 

2019年以降、現地観戦はしていない。コロナ、そして2020年に子どもが生まれたこともあって人が集まるところにはなかなか行けていない。

来シーズンこそは現地で、それこそどの席でもいいから観戦したいものだ。

旅行における”飛行機内の環境”対策の話

約3年、旅行に行っていないため、ただ思いついた話なのだが、書きたい。

 

海外旅行に行く際、飛行機で過ごす時間は長くなる。旅行のパッキングでは当然旅行先の季節や天候に合わせた服を持っていくが、機内でどのような服・装備で過ごすか、すなわちどのような状態で家を立つか、も重要だし、旅行の楽しみの一つであると思っている。

 

まず、寒がりの私にとって防寒は必須だ。ネックウォーマないし、前にも書いた腹巻きはもっていく。腹巻きをする可能性があるということはズボンはゆるいものがいい。細身のスウェットなど動きやすくてゆとりがあるものを着る。

上は2,3枚着ることはもちろんだが、ポケットも欲しい。音楽プレイヤーやイヤホンなどの小物を、できるだけ動かずに使うため、常に持っていたいからだ。

足元はスリッパがいい。使い捨ての、ビジネスホテルなどでもらえるようなものだ。ただ、冷えだけは避けたいので横に靴も置いておく。靴はスニーカーでも、足の甲にあたるベロの部分が立っていて足だけで脱ぎ履きできるものにしたい。(当然家を立つときは靴だ!)

あとは、コロナ禍でなくともマスク、ウェットティッシュ、ハンカチは持っていきたい。食事、就寝前には清潔でありたい。

なお、音楽プレイヤー(今ではスマホだが)には好きな曲以外にも好きなラジオ番組、好きなネットラジオ配信者の録音を入れていく。いつもの夜をイメージしながらも飛行機という超非日常を味わえる。

 

この記事は自分への備忘録でもあるのだが、このような用意をするようになったのは高校2年生のときに、初めて自分で計画してパッキングをした際、往路の飛行機でとても寒くつらい思いをしたからだ。季節は夏で、Tシャツにジーンズ、踝ソックスと身軽すぎた。幸い、高校のときに常に持っていたスポーツタオルがマフラー代わりとなった。

 

そのうち、また旅行に行きたい。少し不便であっても不便さ、不自由さを楽しめるような旅行をしたい。

 

カサカサした感触が好きな話

私は物心ついたときからカサカサした感触が好きだった。

 

その原因を考えてみると、母親の手が水荒れでカサカサしていたことや、当時の寝室の床がナイロンのカサカサした生地だったことがそうだったのではないか、と思う。

 

好きな感触があることの良いところは、すぐに落ち着くことができる、ということだ。緊張する場面でルーティンのように手の乾燥した部分を触って、できるだけ周りに気付かれないように気持ちを落ち着かせる。クセ、と呼ばれればそれまでなのだが、落ち着き、安心できる手段を持っているというのは心強いではないか。

 

悪いこともある。私の場合、カサカサ、つまり乾燥した手の状態などが好きなため、冬場は手荒れしている。ハンドクリームを”カサカサを治してしまうもの”と思ってしまっている。ヌメっとした感触も一瞬は気持ちがいいのだが、カサカサがやっぱり好きなのだ。

もう一つ、カサカサした状態でいるとスマートフォンを持ちにくい。私はiPhoneをそのまま、ケース・保護シールなしで使っているのだが、冬場は落としそうになる。iPhoneをそのまま使うことについてはコロナも影響しているのだが、これについてもいずれ書きたい。

 

私の1歳半の娘は、風呂上がりに妻によって十分に保湿されている。娘はタオルが好きなようだが、カサカサではなくその柔らかさに安心していてほしい。私のような変なこだわりを持たずにいてほしい、と思う。

MBSラジオでオリックス戦を聴いた話

私は名古屋近郊在住だ。仕事を終え、車でラジオを聞きながら帰る。

今週はクライマックスシリーズがあった。以前書いたが、私は中日ファンだが、パ・リーグではオリックスを応援している。そのため、東海ラジオで放送されているヤクルト・巨人戦ではなく、オリックス・ロッテを聴きたい。

 

調べてみるとどうやらラジオでは全国を見てもMBSラジオでしか放送していないらしい。それでも諦めずに周波数を合わせてみるとどうにか聞くことができた。1時間弱の帰路は楽しかった。

帰宅後はNHK BSで観戦した。

 

遠距離でラジオを聴くことはロマンを感じる。日が落ちてから、かつ車など外であれば九州の電波も拾えることがある。過去にはソフトバンク戦を無理やり聴いていたこともあった。現地にも、その地方にも行っていないのに球場と時差なく展開を追える。また、その地方の方向けに放送されているという事実が、旅行に行ったような高揚感を与えてくれる。

 

オリックス日本シリーズ進出を決めた。日本シリーズはラジオでも全国ネットで放送してくれるだろう。聴きやすい局で聴いてしまうと思うが、今回のこの不便さはとても楽しめた。無理やり遠距離受信することはロマンとは逆行している気がするから。

 

オリックスに称賛を送るとともに、中日には「この時期まで野球を楽しませてくれよ…」と言いたい。日本シリーズそして来年の今頃に思いを馳せての駄文でした。

中日の応援グッズの話

近年、野球の応援グッズといえば、タオルをよく見かけるが、私は応援バットが一番好きだ。

 

小学生低学年の頃、初めて現地でプロ野球観戦をした。ナゴヤ球場だった。私の父はほとんど野球観戦をしたことがなく、当時使ったグッズはドラ坊やの旗だった。応援に用いたことは一度もないが、今も押し入れに眠っている。

 

次の観戦時に父が買ってくれたのは2つに別れているメガホン、Wメガホンとも言うらしいが、カスタネットのように音を鳴らすグッズだった。シンプルだが実用的で、応援に参加することができた。

 

落合政権となり、自発的に観戦に行くようになると、応援バットが主流となっていた。通常は中日のユニフォーム色をベースにした青と白のものがたくさん売っており、私もたくさん持っている。(コレクションしたいというほどこだわりはないのだが、つい買ってしまったり、かさばるので観戦日に買っていたりする。)

 

そんな中でもとりわけ好きなのは、リーグ優勝をしたときに発売される金色(というより黄色)の応援バットである。応援しているチームが優勝したという実感にもなるし、特別なグッズでポストシーズンを応援する楽しみができる。通常時よりも高い値段で売られていたり、2本セットではなく1本ずつ売られていたり、と球団も商魂逞しくなるが、それでも買ってしまう。

いまは2006年、2010年、2011年のものを所持していたと思う。

2011年は、”去年も買ったし、やめておこうかな””数年開けて買おうかな”と思ったものだが、せっかく優勝したんだし、と買ってしまった。

 

それから10年、こんなにも買えないものだとは思わなかった。あのとき、買っておいてよかった。

 

2022年シーズン、立浪政権となり、新しいグッズが発売されることと思う。コロナが終わり、現地に行けたなら、私はグッズを買うだろう。贅沢を言うようだが、ぜひ優勝して、高い値段で金色の黄金バットを私に売りつけてほしい。いくらであっても喜んで買ってしまうだろう。